博物館文化講座「グスク巡り」

 

県立博物館主催の
沖縄北部のグスクを巡るツアー。

見学先は名護城跡、今帰仁城跡
昨年は大里城跡、糸数城跡、玉城城跡など

南部中心に廻ったそうで
今回で3年目の企画だそうです

當眞嗣一氏(沖縄考古学会副会長)を講師に40名で周るツアーで
ランチは付きませんが参加費が1,800円とう言うのも魅力ですなぁ。

その為か抽選倍率は3倍とのことで、

私も目出度く当選というわけですww

當眞先生は沖縄グスク研究の第一人者
世界遺産登録の際に色々と尽力された方で、

戦跡考古学という分野を確立された方でもあります。

実測図を伴う詳細報告をする作業の積み重ねとか・・・。
今回もガイドの冊子には等高線を記した地図があり
地形、地勢からグスクを読み解く手法を教えて戴きました。

グスクの目的は未だに「御嶽説」「砦説」「集落説」など

諸説が存在し決定を見てはいないという話は前回書きましたが
先生は「戦跡考古学」提唱者という事でしょうか、
グスクの目的は砦が発祥であり
その後に拝みの場としての用途に移行したのでは?
というような説をお話ししていました

まずは名護グスク

この石段の和灯籠がいかにも神社っぽいのですが

Img_4279

桜の名所で有名ですが奥地には御嶽があります
途中、わざと道が曲がりくねっていたり
隊列を伸びきった状態にするような道が続く
ココを弓で射られたら進めないわけです

また、竪濠は石を上から落として濠に沿って転がすためのものとか

一見、左の平らなところは、段々畑の一部みたいなのですが、

コチラ側の斜面は日が差さない側
と言うことはこの広場は畑の用途ではない訳です。
Img_4243
そこで、兵士が並ぶための場所ということが分かるのだそうです
なるほど、等高線マップを配布した理由が理解できましたww

地層を調べてその当時の捨てたものとか
土器のかけらなどから生活状態や
グスクの用途などを探るのだそうで・・・
こういう地層を「遺物包含層」と言うのだそうです。

その後、今帰仁グスクへ

今帰仁城は13世紀末に築城を開始、15世紀初頭に現在の形が完成。
17世紀初頭まで城として機能していました
2000年に世界遺産に登録、日本百名城にも選ばれました。

長年、城として使われてきたので
何度も上に土を載せて突き固めています
版築(はんちく)と言います

Img_4316

この城で三山時代の北山の最後の城主「攀安知(はんあんち)」が

1416年台頭する尚巴志と戦いますが
調略された臣下の本部平原の裏切りで、
最期は自刃しています、
その後は尚氏の前線の城としてして機能したようです。
攀安知は「千代金丸」とよばれる譜代相伝の宝刀を持っていて
自刃した後に刀は「志慶真川(しげまがわ)」に投げ込まれ
後に発見され、第二尚氏の手に渡っています。
その刀は那覇市歴史博物館とかで時々展示されます。
谷の部分の下が川です、曲輪には
「テンチジアマチジ」という御嶽もあります
参道の旧道は曲がりくねっていますし
確かに「志慶真川(しげまがわ)」の断崖絶壁を背にしてることや
「カザーフ」という内堀も深い谷、参道もまっすぐで無いことなどを考慮すると
発祥は砦なんだろうなぁ、と実感するグスクです

常に工事中、発掘調査中で、
行くたびにブルーシートが目につくのが興ざめですがww

このグスクはいつ来ても哀愁に満ちた、何ともロマンを感じるグスクです。
中城のような広大なイメージ、或いは
勝連、座喜味のようなダイナミックなイメージもなく
昔の遺構の感じを色濃く残すからでしょうか。
それとも、攀安知の悲しい最期を想起するからでしょうか?
この「志慶真門郭(シジマジョウカク)」辺りが一番グスクらしいショットかも

Img_4307

こんなものも拾えます
勿論、お土産にしてはダメです
シャムの龜の破片だとか
流石に学芸員の方々はすぐに分かるもので
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折に触れて、先日、私が書いていたこと。
グスクとチャシの類似点先生に聞いてみました

・海が望める場所に多く存在
・付近での貝輪の発掘
・拝みの場として、或いは砦として使われていた
・ハジチ(刺青の風習)

・最盛期の時期が近い

などが、私の思う類似点ですが、

先生からは弥生文化同心円状に拡大していったから大いにありうる
とのお話で、そのことを本に書こうと思っていらしたとか・・・。

誰でも気づくかも知れませんが、先生と同意見とは・・。
なかなか私も着眼点は良かったかも知れません(笑)
名護グスクは今回初めて行ったのですが、今帰仁は数回行っています
しかしながら、行く度に新たな発見があるものです。

Img_4308

帰りに伊芸SAで沖縄バスの連番が揃い踏みww

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この投稿のカテゴリー: 那覇

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